「モチベーションを上げて、やるべきことややりたいことを終わらせたい」「期限がきているから、サクッと仕事を終わらせて遊びに行きたい」「社員や部下のモチベーションを高めたい」
そう思っている方に向けて、今回は、モチベーションを上げる方法7つをメインに、モチベーションが上がらない理由や、モチベーションを高めるのが得意な人のマインドと行動、言葉などをご紹介します。
モチベーションが上がらない原因と理由とは?
「やらないといけないことがたくさんあるのに、やる気が起きない」「どうしてもモチベーションが上がらない」というときは、ありますよね。
ここでは、モチベーションを上げることができない理由を3つご紹介します。
1. どうせ自分には無理だと思っている
やりたいことや成し遂げたい目標があっても、「どうせ自分にはできないだろう…」と潜在的に思っていると、モチベーションを上げるのは難しい傾向にあります。
自分自身の可能性を信じ切れていないと、やる気は起きてきませんよね…!無意識にネガティブな気持ちになっていないか、振り返ってみましょう。
2. やりたいことや目標が曖昧
モチベーションを上げてやりたいことや達成したい目標があっても、「なぜ・何を・どのように・いつまでに・誰と」など具体的に道筋を決めていないと、モチベーションを継続させるのは難しいです。
モチベーションを上げるには、ゴールにたどり着く過程もしっかり決めたいところです。
3. 不得意なことや目的が分からないことをやろうとしている
「モチベーションを上げて、やらないといけない」と思っていても、そもそものやらないといけないことが、自分の不得意なことだったり、なぜやらないといけないのか理由が腑に落ちていなかったりすると、モチベーションは上がりません。
不得意なことの場合は、やるべきことをやることによって「不得意なことを克服できる」、達成すると「自分の実績となり、次に活かせる」など、成し遂げたあとにどんなメリットがあるか考えると、モチベーションを上げることができそう。
目的が分からないときは、上司や同僚と話し合って「なぜやるのか」を理解してからやり始めるようにするとベターです。
モチベーションを上げることができる人のマインドと行動
モチベーションを上げることができる、そして継続することができる人は、そうでない人と比べて、マインドと行動が違います。
マインド:「能力は伸ばすことができる」という思い込み
コロンビア大学の心理学博士そしてリサーチ・サイエンティストのリサ・ブラックウェルと、スタンフォード大学の心理学教授キャロル・S・ドウェックが行った研究『暗黙の知能観によって思春期における達成を予測できる:縦断的な実験と介入』によって、人間の能力は努力や訓練で伸ばすことができるという信念が強いほど、モチベーションが高いことが明らかになっています。
例えば「Youtubeで稼げるようになりたい!」という思いがあったとして、潜在的に「自分には無理だ」「限られた人しかできないに違いない」ということを信じていても、成功の可能性は低いですよね。
それよりも「粘り強くトライ&改善を繰り返せば、必ずできるようになる」「努力によって成し遂げられる」という信念を持っていた方が、モチベーションを維持しながら、目標に向かって着々と行動ができます。
昔の経験を振り返ってみる
「努力や訓練で能力を伸ばすことができるという、信念を持たないといけない」と言われても、突然そのような思考に変えることは難しいですよね。
信念を持つためには、過去に自分が努力によって成し遂げたことを思い出してみましょう。
「部活で、賞を受賞した」「テスト勉強を頑張って、良い点を取れた」「営業職で、工夫して良い成績を残せた」「受験勉強をして、希望の学校に行けた」など、いろんな分野で考えると、過去に成し遂げたことはあるはず。
自分自身の努力によって達成できたことを振り返ってみると、今やりたいと思っていることも自分次第で実現できそうな気持ちになりませんか?
行動:6W3Hができている
モチベーションを上げることができる人は、ゴールだけではなく、なぜ・何を・誰と・どこで・どのようにやるのかなどの具体的なことをしっかり理解しています。目的や行う内容が分かっていれば、あとは実行するだけでシンプルですよね。
●なぜ(Why) 目的・方針・理由など
●何を(What) 内容
●誰が(Who) 誰がするのか
●誰と・誰に(with Whom)誰と・誰に行うのか
●いつ(When) 納期や締め切りなど
●どこで(Where) 仕事を行う場所
●どのように(How) 方法・手順など
●いくら(How much) 経費・費用
●どれだけ(How many) 数量
また6W3Hは、モチベーションを上げて行動し、目標を達成するため以外にも、仕事においてミスやロスを防ぐためにも活用できます。成し遂げたいことがあるときや、仕事の見直しをしたいときに、取り入れてみるといいかもしれません。
モチベーションを上げる7つの方法
ここではモチベーションを上げる7つの方法を、超大切・簡単の2つに分けてご紹介します。
長期的にモチベーションを維持するために必要なことは【超大切】、さくっとモチベーションを上げるときに参考にしたいことは【簡単】で紹介。ぜひ試してみてくださいね!
【超大切】モチベーションを上げる2つの方法
1. 行動次第で能力は伸ばせると信じる
モチベーションを上げる、そして維持するときに重要なのは「自分の努力と訓練次第で、能力は伸ばすことができる」という信念を持つこと。
上の「モチベーションを上げることができる人のマインドと行動」でも説明した通り、モチベーションが高い人ほど、自分の努力によって能力は変えられると信じていることは、研究で明らかになっています。
もし「自分には無理かも」と弱気になっている方がいたら、この機会にぜひマインドを変えてみましょう!
2. 6W3Hを設定する
上で説明した「6W3H」を意識してみると◎。「なぜ・何を・いつ・どこで・どのように・どれだけ」を考えてみるだけでも変わってきます。目的をしっかり把握して、やるべきことも決まっていれば、自ずと行動はついてくるはず!
【簡単】一時的にモチベーションを上げる5つの方法
3. 意識高いツイートをする人をフォローする
「ついつい怠けてしまう」「自分に甘くなりがち」というときは、意識高い発信をしている人たちのSNSをフォローするのがおすすめ。その人たちの発信によって自分を奮い立たせたり、「この人たちは毎日努力しているから成功しているんだ」と感じることができます。
ブロガー・ユーチューバーのマナブさん
さて、本日も作業しましょう😌#今日の積み上げ ・ブログを1本生産 ・YouTube台本を生産 ・筋トレ&ランニング ・YouTubeを3本撮影 ・VALORANTをプレイ これでいきます。毎日同じ時間に起き、同じ朝食を食べ、同じルートでスタバに行き、そして家に戻り、作業してます
— マナブ@バンコク (@manabubannai) June 17, 2020
起業家の竹花貴騎さん
20代であるなら自分を叱ってくれる人を 死ぬ気で探し、そして死ぬ気で働きな。 そしたら死ぬほど好きな事して 好きな場所で働けるようになるから。 どれだけ死ぬほど生きるかが大切や。
— 竹花 貴騎 (@takaki_takehana) June 7, 2020
4. Youtubeで動画を観る
「とにかく今、モチベーションを上げたい!」というときは、Youtubeで動画を観るのも手。モチベーションを高めてくれる動画を2つ記載するので、気になる方はぜひ観てみてくださいね。
自分を奮い立たせてくれる動画
武井壮さん、本田圭佑さん、堀江貴文さん、孫正義さん、イチローさんの言葉をキュレーションしている動画。たった7分の動画ですが、観終わったあとは行動したくなっているはずです!
「やる気」と5秒の法則
「こんな簡単なことで…?」と思うかもしれませんが、瞬時に行動に移させてくれる方法を紹介している動画。モチベーションを上げて、とにかくやらないといけないことを、パパッと終わらせてしまいたい方におすすめです。
5. 映画を観る
「ダラダラしてしまう時間が多すぎて、やる気オンするタイミングを見失った…」
そんなときは、映画を1本観てから行動するのもアリ!別の記事でモチベーションを上げるきっかけとなる映画を紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
6. 曲を聴く
モチベーションを上げるために、音楽を頼ることも効果的。SpotifyやApple musicで「インストゥルメンタル」と調べると、歌詞がない曲がたくさん出てきます。作業をするときにBGMとして流すと、集中して仕事を進めることができますよ。
7. 匂いをかぐ
ここぞというときには、匂いをかぐこともおすすめ。集中力は、脳の活動によって発揮されるものと言われています。脳の活動は、刺激によってコントロールでき、その刺激の一つが「香り」です。
集中力アップに効果的と言われているのは、ローズマリー・レモン・ユーカリ・ペパーミントの香り。アロマやミストを、仕事や勉強前に使うのがよさそうです。
社員や部下のモチベーションを上げるためには?
ここでは、自分のモチベーションを上げるのではなく、会社で社員や部下のモチベーションを上げる方法を2つご紹介します。今、人の上に立つポジションだったり、起業して社員を雇っていたりするときは、ぜひ参考にしてみてください。
自由度の高い職場にする
モチベーションが高い組織にするには、社員一人ひとりに裁量権があり、自分で考えて行動できる環境であることが大事。自分が試行錯誤した仕事が結果として残り、自分が努力したから会社に貢献できたという気持ちにならなければ、モチベーションは続きません。
意見が通りやすく、仕事のしやすい職場環境を構築すると良さそうです。
フィードバックを大事にする
社員や部下が努力している過程を見て、正しい評価をすることが大切。せっかく頑張っても、誰からも何も言われなかったら「この組織で、頑張る理由はあるのかな…」と、モチベーション維持することが難しくなりそうですよね。
良いところを見つけたり良い成果を出したときには、言葉にして本人に伝えるとベターです。
モチベーションを上げる手助けをしてくれる言葉
著名人の名言を3つ集めました。核心をつく言葉ばかりで「確かに…」と思ってしまいそう。言葉によってモチベーションが上がったら、すぐに行動に移してみてくださいね!
DJあおいさん
成功することを目指すより後悔しないことを目指す 引用元:まるちょん名言
Twitterで独自の恋愛感を綴り、幅広い層から支持されているDJあおいさんの言葉。
やりたいことがあるなら、成功したいと思う人は少なくないと思いますが、それよりも「後悔したくない」と思うことで、仮にモチベーションが下がっていても行動できそうですね。
スティーブ・ジョブスさん
成功と失敗の一番の違いは途中で諦めるかどうか 引用元:まるちょん名言
ほとんどの成功者に当てはまることは「継続して努力をしている」ということ。やりたいことを達成する人としない人の違いは、途中で諦めて継続をやめてしまうのか、それでも続けるのかかもしれないですね。
西田文郎さん
成功者とは自分との約束を破らなかった人 引用元:まるちょん名言
「モチベーションが上がらないから、今日はやめとこう…」というのは、自分への甘えなんだなということを改めて気づかせてくれる言葉。目標を決めたなら、モチベーションの有無関係なく、やり遂げてこそ一人前!と思わせてくれます。
まとめ
モチベーションを上げる方法は7つあります。モチベーションを上げたいときは「1. 行動次第で能力は伸ばせると信じる」「2. 6W3Hを設定する」「3. 意識高いツイートをする人をフォローする」「4. Youtubeで動画を観る」「5. 映画を観る」「6. 曲を聴く」「7. 匂いをかぐ」を試してみてくださいね。