巷では、徳の高い人になろう!徳の高い行動をしよう!
と、言われておりますが、
そもそも徳とは、具体的にどのように積まれることなのでしょうか?
なんとなくわかっているけど、本当の意味で理解している人は、
少ないのではないと思いますし、私自身も理解をしておりませんでした。
様々な人が、徳について解説していますが、
今回は、孟子の説いた四徳について、解説したいと思います。
徳とは運につながるもの
そもそも、徳とは何なのかと言うと、
徳とは運につながるもの
なんだそうです。
運ががある人は徳がある。運がない人は徳がない。
簡単に言うとそういうことなんだそうです。
四つの徳を高めることで、真の徳を得る。
徳とは、どのような行い、心構えから得られるものなのでしょうか?
私としては、孟子の説いた四徳(仁、義、礼、智)がとても腑に落ちましたので、
この四つの徳について解説していきます。
仁徳:仁徳とは、人を思いやる優しさを指します。目の前の人にお役立ちする、
困った人がいたら助けるという姿勢が、仁徳とされており、孟子も最も、
重要な徳としております。
義徳:利欲にとらわれず、なすべきことをすること。正義。を、指します。
例えば、約束の時間を守ることや、人との約束を守ることが挙げられます。
小さなことでも、守ることで徳は積まれていきますし、逆に守れない場合は、
徳が減っていきます。
礼徳:伝統的な習慣・制度、上下関係で守るべきものが挙げられます。
例えば、人から時間をもらったり、
ご飯をご馳走になったらお礼を言いますよね?
当たり前のことですが、日頃からお世話になった人や、ご縁があった人には、
しっかりとお礼を伝えましょう!
智徳:人智向上。道理をよく知り、善悪を判断する知恵を指します。
これは、常に学び知識を深めることです。
知識を深めることで進化し、人に影響力を与えることができます。
逆に学びをやめ、進化しない人は淘汰されてしまいます。
これら、四つを満たすことで、信徳(情に厚く、人を欺かず、誠実なこと。信用)
となり、真の徳になると言われています。
信徳には全ての徳を満たすこと
四の徳を紹介しましたが、信徳になるには、
この四つどれが欠けても、信徳にはなりません。
思いやりがあっても、時間が守れなきゃだめだし。
いくら知識があっても、お礼が言えない人はだめなのです。
四徳全てを満たすことで、真(信)の徳となるわけです。
掛け算と一緒で、一つでも0があれば、徳にはならないということです。
徳の高い人生を!
このように、孟子の四徳を見るとあたり前の行動ではないか?
と、思いますが、あたり前のこと程行動できないものです。
日頃柄、自分自身の行動を見直して、徳の高い人生を歩んでいきましょう。